21/06/19 06:58:16.51 +rxltu6d0.net
上陸から1週間もあれば、中国軍は台北を占領できる。
2週間もあれば戒厳令を発し、島全体をアメリカや日本からの反撃に備える前線基地とすることができる。
これが中国側の描くベストなシナリオだ。
しかし、そう簡単に運ぶ保証はない。
台湾島の西部海岸で上陸作戦が可能と思える場所は2カ所しかない。
その全てで、既に備えはできている。
想定される上陸地点には地下トンネルが縦横に張り巡らされている。
装備品などを隠すコンクリートの地下倉庫もある。
浜辺から内陸部に通じる境界に沿った地面には鋭い葉先を持つ植物が茂る。
海岸地帯には化学工場が多いので、無差別に爆撃すれば有毒ガスが拡散する恐れもある。
開戦間近となれば、どの海岸にも容赦ない防御網が築かれているはずだ。
台北に通じるルートは厳重に警戒されており、いざ非常事態となれば爆弾を仕掛けるなどして進撃を阻む用意ができている。
中国側の資料によると、高層ビルや岩山の間にワイヤを張り渡し、ヘリコプターを墜落させる仕掛けもある。
トンネルや橋、高架道などには、ぎりぎりの段階で破壊できるように弾薬が仕掛けられる。
建物が密集した都市部ではおのおのの建物が小さな要塞と化し、激しい市街戦が繰り広げられるだろう。