21/05/16 02:08:23.72 Hiz5iu5a0.net
>>494
2021/5/15
中国の無人探査機、火星着陸に「成功」…米国と競争激化か
中国政府は15日、中国の無人火星探査機「天問1号」が火星への着陸に成功したと発表し、探査機の火星着陸は旧ソ連、米国に続いて3か国目で、
探査車「祝融」が火星表面の気候や地質などの調査を行う計画で、探査に成功すれば米国に続く2か国目との事。
天問1号の着陸機は15日早朝、火星の大気圏に突入後、逆噴射を行うなどして減速しながら降下し、予定していた「ユートピア平原」に着陸し、
火星は地球より大気が薄いため減速が難しく、着陸の難易度が高いが、習近平国家主席は「火星に初めて中国人の痕跡を残した。我が国の宇宙
事業発展の一里塚となった」とする祝電を発表。
天問1号は、火星の周囲を巡る周回機と火星表面で活動する探査車、探査車を火星に届ける着陸機で構成され、昨年7月に打ち上げられ、今年2月
には火星の周回軌道に投入することに成功し、約3か月かけて火星の着陸予定地の地形や天候を調査し、着陸準備を進めていたとの事。
中国は今後、祝融による火星表面での探査を本格化させ、天問1号の成果を、将来的に視野に入れる火星でのサンプル回収や、木星や小惑星の探
査に生かしていくとの事。
※中華人民共和国の宇宙開発の基礎はロシア連邦から教示された物と推察するが、宇宙開発の分野でも、中華人民共和国は、米国を凌駕する国家に
のし上がったと断言できる。
関連する報道:
2021/5/10
中国のロケット残骸、インド洋に落下と国営メディア NASAは批判
地表に落ちることが懸念された中国の大型ロケット「長征5号B」の残骸は9日、モルディブ沖のインド洋に落下したと、中国国営メディアが、
中国有人宇宙事業弁公室の話として伝えたが、米航空宇宙局(NASA)は、宇宙ごみの扱い方を巡って中国を批判。
中国国営メディアによると、残骸は北京時間午前10時24分(日本時間午前11時24分)に大気圏に再突入。東経72.47度、北緯2.65度の地点に落下
し、モルディブ諸島西方の海上で、大部分は大気との摩擦で燃え尽きたとの事。
追跡を続けてきた米宇宙軍司令部は、ロケット残骸がアラビア半島上空で大気圏に再突入したことを確認したが、破片が陸地や海上に落下したか
どうかは不明としているが、ウェブサイトに発表した声明では「米宇宙軍司令部は、衝突の正確な場所や破片の大きさについて公表しない。いず
れも現時点では不明である」ととの事。
米航空宇宙局(NASA)長官ネルソンは大気圏再突入後に声明を発表し
「宇宙開発を行う国は、宇宙物体の大気圏再突入が地上の人々および財産に及ぼすリスクを最小限にする一方、それらの運用に関する透明性を最大
限に高めなければならない。中国がスペースデブリ(宇宙ごみ)に関して責任ある基準を満たしていないことは明白だ」と非難。
中国は4月29日、宇宙ステーションの3人用居住区施設を運ぶために同ロケットを打ち上げたが、中国外務省は7日、残骸の大半は再突入で燃え尽き、
被害を及ぼす恐れはほとんどないとの見解を示していたとの事。
※これまで旧ソ連との醜い政治プロパガンダと化した宇宙開発競争で、数知れないスペースデブリをまき散らした米国の宇宙軍司令部は、落下した
ロケットの緯度経度まで把握する事は出来なかった模様。