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下水のウイルス量で感染状況把握 大阪で実証実験 新型コロナ
04月19日 11時30分
下水に含まれる新型コロナウイルスの量を調べて、いち早い感染状況の把握につなげようという実証実験が、大阪府で行われています。
この実証実験は、大阪に本社がある塩野義製薬や北海道大学、それに、大阪府などが連携して行っているものです。
府内10か所の処理場で下水を採取して新型コロナウイルスがどの程度、含まれているか調べ、その推移を分析します。
新型コロナをめぐっては、感染しても潜伏期間があったり、無症状で感染に気がつかない人がいたりすることから、そのときどきの感染の広がりを正確に把握することは難しいとされています。
一方、感染した人の便には感染直後からウイルスが含まれているということで、製薬会社などは、下水のウイルス調査のほうが感染者数の集計よりもより早く正確に感染状況を把握できるとしています。
実証実験は6月中旬までおよそ2か月間行い、製薬会社などは実験で得られたデータと感染者数の推移を比較するなどして、有効性を確かめたいとしています。
塩野義製薬は、「実証実験でより的確に感染状況をつかめることが裏付けられれば、自治体などに対策を検討する材料にしてもらいたい」としています。、
URLリンク(www3.nhk.or.jp)