21/04/07 22:54:21.46 k7b3NvW60.net
>>625
殊に1927年ジャワとスマトラに土民の大規模な反亂があり、1933年には巡洋艦ブロヴィンチェン号に反亂が起った。
この三度の反亂に刺戟されてオランダは土民鎭壓のための兵力強化を決し、逐年蘭印の軍事費を増大してゐた。
しかし現在の陸軍にしたところが、ヨーロッパ人は十分の一の約7000にすぎず、あとは全部土民である。
民兵と稱するオランダ人の義勇兵が1萬3000ばかりあるが、大部分が土民で編成されてゐる惱みは極めて大きい。
一朝事があった場合に、かつての如き大反亂がいつ起らないとも限らない。
白色人種の暴虐に今こそ目覺めんとする蘭印5千萬民衆の向背といふものが重大視される所以で、
蘭印當局はひたかくしに樞軸側の優勢さを民衆から蔽ひかくし、
日本の共榮圏主張の如きは野蠻な侵略行爲であると誣曲して民衆に印象させ、
民衆が東亞民族的自覺に立つことを、極力防遏する手段を百パーセントにとってゐる。
ここにも亦ABCD線の内部的自壞作用を起す有力な爆彈があるのだ。
最近の情報によれば蘭印で、小島だが、アンポイナ島に暴動が起きた。
それは對日資産凍結のため、日本品の杜絕による生活必需品の缺乏と價上りで、
土人たりが極度に生活難に陥り、そのため華僑商店を襲撃して掠奪を行ったのである。
かうした形勢は他の島にも波及を豫想され、蘭印當局は狼狽を極めてゐる