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「次の世界戦争」春秋社 石丸藤太 著 昭和12(1937)
『聯盟のきれいな看板に僞りがあること』こそ、今日の聯盟を半身不随ならしめた主なる原因である
聯盟が眞に世界平和の機關として、その任務を完ふする爲には、時勢の變化に適應するよう、
第19條を生かして處理してゆくことが何よりも肝要であるのに、聯盟は依然として現状維持にこびりついてしまった。
そして人爲的に無理な現狀を維持しつつ、平和の美名に隠れて、国際關係を固定せんとした。
ここに聯盟の過誤があったのだ。
・・・国際聯盟は平和の機關でなくて、却って国民的感情を高め、世界の平和に新たな危險を醸成する場所となってしまった。
平和維持の理想的機關たるべき聯盟は、成立當時に於て既に無理の上に築かれて居り、
その無理の上に築かれた歪められた平和をば、現狀維持で押通さうとしたのだ。