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【ベトナム】「中国が手掛ける鉄道プロジェクトは低品質と膨れ上がる予算に逼迫するベトナム
9月20日、ニッケイ・アジアン・レビューは、ハノイに建設中のベトナム初となる高架鉄道で、この9月に予定されていた試験走行が、中国側との問題により延期されたと報道しました。
9月18日、ベトナム側の担当者がインタビューに応じ、中国側が契約に基づき、2億5千万ドルの無償資金協力(ODA)の支払いを履行しないことには、このプロジェクトを前進させることができないと語りました。
このプロジェクトは、ベトナムの首都ハノイに国内初となる高架鉄道を建設するもので、当初の予定では、2008年に着工、2013年竣工、予算額は約5億5千2百万ドル、
そのうち4億1千9百万ドルを中国から借り入れる予定でした。ところが、2011年時点で、予算額は8億6千8百万ドルに膨らんでいました。
更に、このプロジェクトは、様々な問題に直面しています。中国政府からの資金の借り入れには複雑な手続きを踏まねばならず、工期を遅らせる大きな要因となりました。
その他にも、粗悪な原材料が使用されていたり、未熟な労働者による不具合が発生するといった問題があり、ベトナム側は、中国大使を通じて、事態の改善を図るよう要請しています。
ニッケイ・アジアン・レビューは、このハノイのプロジェクトは、現在数々の問題に直面している、中国からの支援に基づく巨大プロジェクトの中の1つであるといいます。
その他にも、ハノイの国立競技場やタイグエン省の予算額3億6千万ドルの製綱所、ゴミ処理施設やその他産業でも、同様の問題が起こっているといいます。
これらの問題により、ベトナム国内では中国に対する信用が低下し、現在ベトナムの工商省では、17ものプロジェクトが計画の見直しを始めています。