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2015/05/27
豚の生レバーや刺し身など生肉を使ったメニューが厚生労働省の決定で全国の
飲食店から消えることになった。2012年に牛の生レバーの提供が禁止されて
以降、その味を忘れられない人たちにも支持されてきた豚の生肉。提供店や客
からは「生の方がおいしいのに」と惜しむ声が漏れた。
東京都大田区のもつ料理店「最後の楽園レバーランド」は4年前に開店し
た当初から、豚のレバ刺しを看板メニューにしてきた。毎日30皿前後の注文が
入る人気だという。
26日夜、カウンターでレバ刺しをつまんでいた会社員男性(48)は、
好物だった牛の 生レバーが禁止されたためこの店を探し当て、今は週に1~3回
は通っているという。「豚肉は生で食べるイメージがなかったが、試してみた
らおいしかった。禁止されるなら仕方ないが残念だ」
この店では近くの食肉処理場で肉を購入し、その日のうちに使い切って鮮度
を保つ工夫をしている。
店長の本多広大(こうだい)さん(27)は「国には食文化をつぶすしか打
つ手がないのだろうか。 免許制にすることも可能だったのではないか」と話した。
同じく豚のレバ刺しを提供している中野区の豚肉料理店「豪(ごう)」
の店主、田倉豪運(ひでかず)さん(35)は「肝炎ウイルスの危険性も知ら
ない素人が扱うのは怖い」と規制に一定の理解は示すが、全面的な禁止を疑問視
する。約15年かけて食材の安全性を見極めてきたといい「個々の食材より、
鮮度管理もできない素人が簡単に飲食業に参入できる状態が問題に思える」と
語った。
ただ、豚生肉は表面だけでなく内部がウイルスに汚染されている可能性が
あるため、食中毒やE型肝炎感染の危険性は鮮度に関係ないというのが厚労省
の見解だ。
十数年前からの行きつけの店が出す生レバーが好物という新宿区の男性会
社員(42)は「焼くより生の方がおいしいのに」と厚労省の決定に不満な様
子。大田区の男性会社員(40)も「サバやカキなど他にもあたりやすい食材
はあるのに、豚だけ画一的に禁止するのはどうなのか」と納得していなかった。