21/02/24 21:23:22.33 UQsTKCeO0.net
琉球王国は琉球神道と共に中華の儒教思想の影響が大きい
琉球王国と大和の大きな違いは儒教における「徳」の概念、五徳(「仁」「義」「礼」「智」「信」)の精神を持っているかいないかである。
朱子学も琉球人は中華に留学して直接国子監で学び「六諭衍義」も琉球五偉人の1人、程順則(名護親方寵文)が琉球に持ち帰った。
程順則によって「六諭衍義」が琉球国経由で江戸時代の大和にも初めて普及したものの
大和人は六諭の道徳論を権力者が民衆を統治するために都合良く利用しただけで
儒教の最重要道徳で基本とする「仁」や「徳」の概念は全く根付かず国造りにも活かされなかった。
琉球王国での儒教道徳思想の影響は今日の沖縄人精神の中にも「ちむぐくる(肝心)」「結いまーる」「いちゃりばちょーでー」「先祖崇拝」という形で根付いている
「事大主義」という言葉の本来の意味すら知らずに琉球王国の外交政策を笑う薄っぺらい知識のバカウヨもいるが
全く的外れで恥を晒している
儒教の祖である「孔子」に次ぐ代表的儒者の孟子(もうし)の一節では、
事大の語源とする「惟(ただ)智者のみ能(よ)く小を以て大に事(つか)うるを為す」が「以小事大」=知恵能く小を以って大に事える
つまり「事大主義」という言葉の本来の意味は
『小国の強かな外交政策(知恵)』という意味である。
事大主義の本来の意味は「知恵能く小を以って大に事える」 この儒教の教えによって琉球王国の外交戦略の基本とするところであった