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第98回国会 参議院文教委員会 第8号 昭和58年5月12日
国務大臣(中曽根康弘君)の国会答弁
「これは、学会やらあるいは学術集団から推薦に基づいて行われるので、
政府が行うのは形式的任命にすぎません。
したがって、実態は各学会なり学術集団が推薦権を握っているようなもので、
政府の行為は形式的行為であるとお考えくだされば、
学問の自由独立というものはあくまで保障されるものと考えております。」
「政府が行うのは形式的任命にすぎません」という部分だけを切り取ると
前提条件「学会やらあるいは学術集団から推薦に基づいて行われるので」が見落とされる
「学会やらあるいは学術集団」には日本学術会議は含まれない
この答弁は、会員の選出が選挙から学会推薦に移行する際のものなので
「学会やらあるいは学術集団」は「学協会」と読むべきもの
(「学協会」とは「学会」のこと
学者・研究者たちが互いの連絡、知識や情報の交換、研究成果の発表のために組織した団体の総称
団体には「協会」という名称を用いるものもあるので「学協会」と総称する場合もある)
この答弁をもとに「現在も」任命は形式的なもの」ということはできない
現在は、会員が個人として後任の候補者を推薦するという制度になっている
答弁の時点とは前提が異なる