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新型コロナウイルスの特徴を解説する市村教授
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金沢大学公開市民講座(主催・金沢大学先端科学・社会共創推進機構、共催・読売新聞北陸支社)が10日、金沢市の金沢大宝町キャンパス十全講堂で開かれた。今年のテーマは「ウイルスとの闘いと共存―コロナ禍を乗り越えるために―」。同大の3人の教授が、各研究分野から新型コロナウイルスについて講演した。
最初に、県の新型コロナウイルス感染症対策本部アドバイザーを務める医薬保健研究域医学系の市村宏教授が講演。石川県の新型コロナの流行を南加賀と金沢の2種類で分け、「南加賀は金沢に比べて感染者の年齢層が高く、中等症や重症の割合が高かった」と報告した。
また、世界の研究機関などが発表した調査結果として、「人口あたりの死者数が少ない国でBCGワクチンの接種が認められている」「O型の血液型は重症化リスクが低い」ことなどを説明した。
続いて、公衆衛生と予防医学に詳しい医薬保健研究域長の中村裕之教授が、マスクや手洗い、消毒、換気を徹底するなど、基本的な感染対策の重要性を強調。重症化しやすいのは「喫煙、高血圧、糖尿病など、いわゆる生活習慣病リスクのある人」と指摘。「栄養バランスのとれた食生活や、適度な運動などで、免疫機能とメンタルを高めることが予防につながる」とし、「過度に自粛するのではなく、正しい知識を持ち、正しく恐れることが大切」と話した。
最後に講演したのは、世界保健機関(WHO)で活動経験のある、人間社会研究域法学系の堤敦朗教授。堤教授は、WHOの組織の仕組みや役割について説明。ワクチンについて、「一国だけで開発しようとしても、失敗したらその国だけ手に入らなくなるので、各国で協力する必要がある」とし、新型コロナについて「国を越えて世界規模で考える視点を持つことが大切」とした。
講演後、富山市の家事手伝い女性(44)は「ネットなどで調べた情報しか知らなかったので理解が深まった。『正しく恐れる』ことができそう」と話していた。
10/12(月) 16:48配信
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