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おびただしい量のごみに囲まれて「定位置」のテレビの前に座るケンさん=2月、本島中部の公営住宅
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■「独り」をつないで ひきこもりの像]第2部 沖縄と8050問題 母亡き後(1)
「ケン、行こう。ちゃんとした生活に戻ろう」-。今年3月、本島中部の公営住宅。開け放たれた玄関ドアの向こうの暗がりで、兄のオサムさん(58)=仮名=と弟のカズヤさん(49)=同=が、3人兄弟の次男、ケンさん(52)=同=の説得を続けていた。(「家族のカタチ」取材班・又吉嘉例)
ケンさんがこの住宅の一室にひきこもって10年以上になる。同居していた母親が2018年末に84歳で亡くなった後、一人残された部屋で大量のごみに囲まれ、テレビの前に座って終日を過ごすようになった。
表情はうつろで、誰の呼び掛けにも応えない。うつ病などの精神疾患に加え、皮膚科や内科的疾患を疑った家族はこの日、ケンさんを部屋から何とか出して、医療機関へ連れて行く手はずを整えていた。
公営住宅の集会所に、兄弟や行政関係者ら15人が集まった。「本人の安全を第一に、何とか受診につなげましょう」。玄関ドアの前で、相談支援専門員の平川裕太さん(37)は「ケンさんを連れてくるのは、家族が主体でなくてはいけません。私たちはあくまで見守りです」と2人に強