20/10/02 05:45:58.57 APVL9RZe0.net
内閣総理大臣が委員会の提言を斥けることは違法でも不当でもありませんが、
もし万一にも当人の学識や能力についてでなく、
過去の当人の国の施策への異議という一点で排斥がなされたのだとしたら、
極めて危ういことだと言わざるを得ません。
国の施策も世論も、後々の世において振り返れば常に正しいとは限らない。
その上でなお現在を生きる我々が、未来において出来る限り後顧の憂いを残さないよう、
最善の道を探るために、特異な論点も含めて様々な意見を
総合的に判断する材料を提供するのが学問であり、
色々の意見を持つ有識者を多数集める意義もそこにあるわけですから、
仮に政治の側が最初から圧力をかけて恣意的な選好性を持たせるとしたらやる意味がありません。
実際、耳が痛いことや水を差す意見を敢えていう研究者は決して多数派ではありませんが、
それらも全て排斥しなければならないほどに、現政権は全く余裕がないということなのでしょうか。