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真面目にやっているラブホテルの経営者がほとほと困っていると聞いた。コロナ禍で客は減り、ホテルなのにGo Toキャンペーンも持続化給付金の対象でもないという。ラブホテルは性風俗業だから別枠とは、何だかややこしい。コロナ禍の性風俗産業は一体どうなっているのだろうか。取材に実名で応じてくれる経営者を訪ねた。【藤沢美由紀/統合デジタル取材センター】
青空の下、道路脇には住宅のほか、夏草の生い茂る田んぼや牛舎も見かけた。最寄り駅から歩くこと30分。農耕車や大型トラックが走る県道沿いに、矢印と控えめな看板が見える。群馬県伊勢崎市の「SERA赤堀店」。「性風俗関連特殊営業」の届け出をしている正規のラブホテルだ。
広々とした敷地に、1棟ごとに独立した客室が並ぶ。車庫が客室に隣接しており、客はフロントを通る必要もない。いわゆる「3密」とは無縁の環境がそこにあった。
「差別としか言いようがない。性は人間が生…(以下有料版で、残り1088文字)
毎日新聞 2020年9月19日 06時00分(最終更新 9月19日 06時00分)
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