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さてセリーナウィリアムズとココガウフには興味深い関係がある
一つ目はガウフ自身がウィリアムズ姉妹がいなければ自分も居なかったと語るほど
非常にガウフがセリーナを尊敬していることである
2つ目はガウフはセリーナのコーチのムラトグルー(世界最高のコーチと言われる)に見いだされ
ムラトグルーテニス学校で10歳から指導を受け13歳でデビューしたことである
このような関係からセリーナはガウフを大会でも応援に回っているそうである
ガウフは姉のビーナス2度も破って脚光を浴びセリーナの天才の再来と言われるが
むしろセリーナ自身が自己の4大大会優勝の最年少記録を塗り替えそうな新星ガウフに喜んでいると思われる
ところでナオミと、このセリーナ、ガウフは逆の意味で非常に深い因縁がある
それはちょうど2年前に極度の体調不良から復帰したセリーナをナオミが破って全米頂点に立った時に始まる
この25年も全米を沸かせた女王の苦しく痛々しい敗退は全米に怒りを巻き起こし
メディアは1週間もこの話題で持ちきりとなった
このショックでセリーナは精神科治療を受けるほど落ち込み、ナオミは見舞いの手紙を書いている
もちろんプロ同士ゆえ公式の場での鞘当てなどは無いが相当な心のわだかまりは残ったであろう
そのセリーナが可愛がる新星ガウフが今年の全豪オープンではナオミを徹底的に叩きのめし
ナオミは立ち上がれないほどショックを受けた
このような女子テニスの黒人有名プロ選手をめぐる複雑な心理が、
今回のナオミの行動の遠因とはいささか考え過ぎであろうか
ガウフ一家のフロリダスピーチはキング牧師からの公民権運動の半世紀を踏まえた心動かすものだった
それはテニスの黒人差別撤廃を25年も訴えてきたセリーナの苦闘にも通底するものだ
一方それらの歴史からはもともと距離のある、言わば第三者であるナオミの運動は、
今回どのように米国人の目に映ったのであろうか