20/09/12 22:33:31.52 JXGB/zuO0.net
>>725
(五) 米國の對日政策(第三期)
・・・華府會議に於ては、彼れは米国第一主義に自惚れ、此の會議をリードした。
英佛伊も、戰勝国とは云ひ乍ら、戰爭の創痍は深大であり、彼れ米国が一切我儘を爲し、世界を我物顔に振舞ったことは云ふ迄もない。・・・
華府會議に於て日本に與へた壓迫と侮辱は、
(1)五・五・三の海軍主力艦比率の無理押付け
(2)理不盡極まる太平洋防備制限
(3)日本の在支權益の無理やり吐出し
(4)日英同盟の强制的破棄
(5)九ヶ国條約の締結
(6)四国條約の締結等である。
海軍主力艦比率と太平洋防備の制限は全く無理不當、理不盡極まるもので殊に其の折衝間、
我が第一の精鋭陸奥を未成艦たりと、まるで駄々ッ子の云ふが如き暴論を吐き、其の既成艦たるを認識せざるを得なくなると、
自分の方では、新たに之に對抗するニ艦を造って五の比率としたと云ふが如き横暴を敢てした、
此の横暴に依り造った鬼子的な一艦は、此の開戰當初、布哇で轟沈せられたウェスト、バージニヤである。
何と云ふ皮肉であらう。
天誅とは正に此の事だ、夫れは兎に角として、主力艦比率を日本に對し優越せしめ、
理不盡極まる太平洋防備制限を押し付けたのは、言はずもがな、彼れ米国が太平洋の制海權を獲得せんとする爲である。