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新型コロナ:新型コロナ収束のカギ、治療薬・ワクチンはいつ? (写真=ロイター) :日本経済新聞
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ただし、ワクチン開発は治療薬以上に一筋縄ではいかない可能性がある。
ワクチン開発の懸念として挙げられるのが、抗体依存性感染増強(ADE)という副作用リスクの存在だ。
ADEは、何らかの原因で抗体がウイルスの感染・炎症化を促進してしまい、重症化を引き起こす現象のことである。
重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)のワクチン研究においても動物実験でADEのような現象が確認されており、新型コロナウイルス感染症のワクチン開発の大きな壁となって立ちはだかる可能性がある。
また、ウイルスが変異する可能性も懸念として挙げられる。新型コロナウイルス感染症のウイルスは数千もの変異が確認されている。
ワクチンがターゲットとしている部位に変異が起きた場合、ワクチンの効果が減弱化してしまう可能性があるため、この点もクリアする必要がある。
そうなると、我々は悪いシナリオも想定しておかなければならない。ワクチンの開発失敗である。
ワクチンの開発が遅れれば、集団免疫を獲得する時期が遅れ、それだけ経済活動の再開が遠のくことになる。