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7/10(金) 11:38
河北新報
仙台市内で6~8日にかけ、火災報知機の誤作動による119番が相次いだことが9日、市消防局への取材で分かった。火災報知機は湿度が高いと誤作動を起こしやすいとされる。市内の平均湿度は8日まで5日連続で90%以上で、消防局は関連性に注目している。
消防局によると、火災報知機の誤作動による通報は1日平均1件程度。7月も1~5日は0~2件だったが、6日に3件、7、8日は5件ずつと急に増えた。
日本火災報知機工業会(東京)によると、報知機には煙、熱、炎を感知する3タイプあり、煙を感知するタイプで多湿による誤作動が起こりやすいという。
報知機の内部が発光し、光が煙の粒子に当たって乱反射すると煙を感知する仕組みのため、湿度が高く内部に結露ができると光が乱反射して煙と間違える。
より多湿になる高い場所や湿度の高い日が続くと、誤作動を起こす条件がそろいやすい。報知機内部の結露は故障にもつながる。
仙台管区気象台によると、仙台は梅雨前線の影響で雨や曇りが続き、平均湿度は4日が96%、5日が94%、6日が97%、7日が95%、8日が98%と高い。
消防局予防課の佐藤智一課長は「報知機は定期的に点検し、誤作動が続いたとしても本当に火が出ていないか、その都度、確認してほしい」と呼び掛ける。
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