20/07/10 03:18:08.85 mBCG1VPy0.net
≪「自滅するアメリカ帝国」 アメリカが撤退していくのは東アジアであろう3≫
東アジア地域の地政学的な環境は、今後三十年間、着々と日本にとって危険な方向へ推移していく。
自国にとつてのバランス・オブ・パワー条件がこれ以上、不利で危険なものになることを阻止するグランド.ストラテジーを構想し、
実行することは、日本人の道徳的.軍事的な義務である。
日本人がこの義務から眼を逸らし続けて、国内の原発問題や年金問題や老人介護問題ぱかり議論しているならば、
『2020年代の日本列島は中国の勢力圏に併合されていく』だろう。
「日米同盟を深化させよ」とか「集団的自衛権を認めよ」などという単純な依存主義の外交スローガンを振り回すだけでは、
日本のグランド・ストラテジーとならない。
ハンティントン、ウォルツ、キッシンジャー等が指摘したように、
「冷戦後の日本には、自主防衛能力と独立した国家戦略が必要」なのである。(P234~P240)
日本人がTPPの是非や脱原発や景気回復を叫ぶ数年前、
死を迎えつつあった国際政治学の権威・ハーバード大学のサミュエル・フィリップス・ハンティントン教授は、
『2020年代、中国は東アジアに於けるアメリカ勢力を全て駆逐する。日本は中国の勢力圏に吸収されるだろう』
と予告していた。