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8日に公職選挙法違反の罪で起訴された前法相で衆院議員の河井克行被告と、妻で参院議員の案里被告について、一夜明けた9日も安倍政権幹部の説明が十分に果たされない状況が続いている。
自民党の二階俊博幹事長は同日、大雨で河川が決壊した鹿児島県伊佐市で被害状況を視察後、記者団の取材に応じた。二階氏は災害関連の質問には答えていたが、記者団が河井夫妻に関する質問を切り出したところ、側近の林幹雄幹事長代理が「災害の話にしてほしい」として制止した。案里議員は自民党を離党したが、特別会員として離党前と同様、二階派に属している。
安倍晋三首相は夫妻が起訴された8日、「国民の皆さまに党として、説明責任を果たしていかなければならない」と語っていた。菅義偉官房長官は9日の記者会見で、首相発言の真意について「総理は自民党総裁でもあるので、そのように発言されたと思う」と説明。「今後、党として何らかの対応を取るのか」と問われると、「政府の立場で申し上げることは控える」と述べるにとどめた。
共産党の志位和夫委員長は同日の記者会見で、参院選で党本部から案里議員側に1億5千万円の選挙資金の提供があったことを指摘。「責任を痛感すると首相は言うが、痛感していればいいという段階ではない。首相自身が問われている」として、首相出席の予算委員会集中審議を開くよう要求した。だが、衆院予算委員会の自民党理事は「司法の場に移っていて(集中審議は)難しい」としており、野党の求めには応じない構えだ。(安倍龍太郎)
朝日新聞 2020/7/9 20:36
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