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石野純也・ケータイジャーナリスト
アップルは6月23日、開発者向けイベントのWWDC(世界開発者会議)を開催し、iPhone、iPad、Macに搭載する基本ソフト(OS)の最新版を発表した。ティム・クック最高経営責任者が「それぞれのプラットフォームを飛躍的に進化させる」と述べていたとおり、どのOSも、デザインや機能が大きく変わることになる。
操作やデザインの変化が大きいのが、iPhoneに搭載されるiOS、iPadに搭載するiPadOSだ。これまでは、どちらのOSも、ホーム画面にアプリのアイコンがずらっと並ぶデザインだったが、新しい「iOS 14」や「iPadOS 14」では、新たに「ウィジェット」と呼ばれるミニアプリがホーム画面上で初めて採用される。
アイコンよりも面積が広く、天気予報やニュースを、直接表示できるようになる。アプリを開く必要がないため、必要な情報をスムーズに得られるのがメリットだ。
スマホは大画面化にともない、片手で持つと、画面上部はタッチがしづらくなっている。iPhoneも例外ではなく、iPhone 11シリーズはいずれも画面サイズが大きい。ウィジェットはアプリのアイコンとは異なり、タッチする必要がないため、たとえば、画面の上部に置いておくと、画面のスペースを無駄なく使うことができそうだ。
人工知能(AI)を使い、アプリを自動的に整理する「アップライブラリ」と呼ばれる機能も加わった。オススメ、最近追加、ジャンルなどのカテゴリーでアプリをAIが自動的にまとめるので、必要なアプリを探しやすくなる。
また、QRコードや近距離無線通信(NFC)を読み取ることで、インストール不要の簡易アプリを呼び出…(以下有料版で,残り884文字)
毎日新聞 2020年6月30日
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