20/06/07 11:35:56 ZaiFnEUY9.net
長崎原爆の日(8月9日)の平和祈念式典で長崎市長が読み上げる平和宣言の第1回起草委員会が6日、長崎市の長崎原爆資料館であった。市は核を巡る世界情勢に、世界中で感染が広がる新型コロナウイルスを重ね合わせ、世界中で共有する問題と訴える素案を示した。
田上富久市長は「人類が(ウイルスという)新たな危機に直面している現在の状況は、核兵器問題を共有するための重要な機会と捉えている」と今年のスタンスを説明。出席した13人の委員からは賛同の声があった一方で、田中重光・長崎原爆被災者協議会長らからは「被爆の実相、生々しさを伝える文言を盛り込んでほしい」「スマートな表現より惨状を具体的に想像できる言葉を選んでほしい」という意見もあった。また「昨年、市民女性の原爆体験の詩を引用したように、誰かの言葉を入れてほしい」という要望もあった。
次回の7月4日は、市が最終案を示し各委員から意見を募る。【松村真友】
毎日新聞 2020年6月7日 11時12分(最終更新 6月7日 11時12分)
URLリンク(mainichi.jp)