なぜ日本の中高年は今も韓国を”格下”に見てしまうのか ★2 [ドルジ★]at NEWSPLUS
なぜ日本の中高年は今も韓国を”格下”に見てしまうのか ★2 [ドルジ★] - 暇つぶし2ch210:不要不急の名無しさん
20/05/23 05:54:55 pTWeIL4A0.net
日本陸軍兵士の最大の脅威は「長州システム」であった
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略)

太平洋戦争中、戦死者以上の餓死者を出すことになったのは兵站補給を怠った大本営の作戦計画の杜撰さであった。太平洋戦争の日本軍の「戦死者」とされる人々のじつに6割が実際には餓死である [ 藤原彰『餓死した英霊たち』(青木書店、2001年) ]。

「兵站」を軽視したまま、無謀に突撃していくという、軍事のイロハも知らない人命軽視組織をつくりあげたのは、長州閥陸軍の人事システムに他ならない。

司馬遼太郎は、長州閥の日本陸軍がおかしくなったのは、日露戦争が終わって以降であったと、『坂の上の雲』の「あとがき」で述べている。司馬は、『坂の上の雲』の文春文庫版の第8巻の「あとがき(3)」(308―13頁)で、薩摩閥海軍の能力主義・合理主義に対して、長州閥陸軍は「精神主義」と「規律主義・形式主義」をもってその特徴とし、「同じ民族とおもえない」とまで述べている。

長州陸軍の「精神主義」は乃木希典に代表され、「規律主義・形式主義」は山縣有朋と寺内正毅に代表される。ちなみに、山縣も乃木も松下村塾の系譜に連なるから、やはり吉田松陰にさかのぼって問題があったとしか私には思えないのである。

司馬遼太郎は『坂の上の雲』で日清・日露両戦争における脚気による病死者問題をスルーしている。これは司馬が不勉強としか言いようがない。NHK大河の「坂の上の雲」も脚気問題をスルーしていた。

この問題を直視すれば、長州陸軍閥がつくった「長州システム」の愚かさは、日清戦争のときからすでに始まっていることが分かる。いや、長州システムの愚劣さは1863年の下関海峡における外国船無差別砲撃のときから一貫しているといってよいだろう。
陸軍が日露戦争以降におかしくなったかのようにいう司馬の認識に問題があるのだ。

明治以降の日本陸軍兵士にとって自らの生命を脅かす「最大の脅威」は、ロシアでも中国でもアメリカでもイギリスでもなく、人命軽視も甚だしい長州陸軍閥がつくりあげた「長州システム」そのものであった。

日清・日露両戦争における脚気死者の問題を紹介したい。私はこの問題を、大学1年生の頃に読んだ板倉聖宣著『模倣の時代(上・下)』(仮説社、1988年)によって知った。詳しくは、ぜひこの本を読んで欲しい。日本国民の必読書といってよいほど重要な本であると思う。

明治時代の脚気問題に見られる構造は、戦後になっても水俣病、薬害エイズ、そして現在進行中の子宮頸がんワクチン・・・・・と同じような構造のまま繰り返されてきている。

突き詰めていくと、官僚主義的無責任体制という長州藩閥がつくりあげたシステムの問題に行き着くのである。


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