20/04/20 20:28:06 sdkcI5bB9.net
山口県岩国市の小学生女子バレーボールチームの総監督だった男(67)が、チームの女児の顔を平手で打ってけがをさせたとして、傷害容疑で2月に書類送検されていたことが、捜査関係者などへの取材で判明した。元総監督については、県小学生バレーボール連盟(県小連)も、別の女児に体罰を加えたとして指導禁止などの処分にしていた。
県警岩国署などによると、送検容疑は2019年2月3日、岩国市内の小学校体育館で、練習試合の合間に小学5年(当時)の女児の顔を平手で打ち、けがをさせたとされる。
試合後に登校した女児の様子を不審に思った学校側が聞き取り、事案が発覚。学校側の説明を受けた女児の保護者が19年5月に岩国署に被害届を出していた。
県小連も保護者らの訴えを受けて調査し、同じ練習試合中で別の暴力行為を確認。同学年の別の女児のプレーに腹を立て、腕を引っ張ってコートから出させ、近くのマットに押し倒したとして、19年6月1日付で元総監督に指導とベンチ入りを1年間禁じる処分を出した。チームは処分が出る前の19年3月に解散した。
元総監督は岩国市議も務めた時期があり、議員活動の傍ら監督時代も含め約14年間、チームを指導。全日本バレーボール小学生大会にも2回出場していた。
毎日新聞の取材に元総監督は傷害容疑を「やっていない」と否定した。一方、県小連が処分理由とした行為については「ふてくされたプレーをしており、コートの外へ出ろと言ったら反発したから腕を引いてマットに倒した。行き過ぎた指導だったが、体罰や暴力ではない」と主張。「体罰は必要悪。口で言ってできないことは体で覚えさせるしかない。勝つためには愛のムチは必要」と持論も口にした。【古賀亮至】
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