20/03/30 01:53:16 DOrUvLl30.net
BCGは「生ワクチン」です。
これは、実際の結核菌を処理し弱毒化した(弱くしたり無害化した)ものです。
そのため、生後すぐの接種は推奨されず、標準接種月齢は生後5ヶ月以上8ヶ月未満とされています。
大人の場合は「子どもの頃にBCGも接種しているし大丈夫だろう」と考えたいところです。
しかし、BCGの効果は十数年程度しかもちません。
そのため、大人にとってBCGで結核の発病を予防する効果は期待できません。
それでは、大人になってもう一度BCG接種を打てばよいのでしょうか。
しかし、成人になってBCGを打った場合の効果は証明されていないため、
成人のBCG接種は推奨されていません。
青年や成人にBCGを打っても、肺結核の感染を予防する効果は認められていませんから不必要です。
成人では、接種部位のケロイドのリスクも高まるしいわゆる疑陽性での接種は、
局所反応が強くなりますので接種はしません。
感染の疑われる場合は発病予防薬の内服を行います。
治療にはイソニアジドを6~9ヶ月飲むのが普通です。