日本では「塩」は単なる調味料じゃない! なんと「精神の拠り所」だったat NEWSPLUS
日本では「塩」は単なる調味料じゃない! なんと「精神の拠り所」だった - 暇つぶし2ch109:名無しさん@1周年
20/03/29 16:30:15 7pZs2B6C0.net
ソースがソースなんで本当か嘘か知らんが、頭良くなったwww

URLリンク(detail.chiebukuro.yahoo.co.jp)
そんな給料で命をかけられるんですか?

塩が欲しいんじゃなくて、塩の持つ兌換性(実物価値がある品々、例えば食べ物とか毛皮とか、と交換できる性質)が欲しかったんですよ、きっと。
まず、塩は古代・中世社会で大変価値あるものでした。
というのも、昔の欧州は厳しい冬を越すことが何よりの死活問題でして、食料を長期間保存するために必要な塩は人間の生存に欠かせない絶対の必需品とされていました。
例えば、プリニウスの「博物誌」によれば、塩を使った保存食の作り方が紹介されていますね。
時代は下りますが、ザルツブルグという中世の塩坑の街は、この欧州社会の塩事情に助けられて莫大な財産を成していました。



古代ローマ軍兵士に塩を給料として支払っていたっていう話の根拠はプリニウスの「自然史」という書物の記述だと一般には言われていますが、これは解釈が違っているんじゃないかと指摘されてます。
ここで支払われていたものを指すラテン語はsalariumという言葉なんですが、このうちの「sal」が塩です。
つまり、salariumの意味は塩自体では無く、塩を購入するための特別手当て、ないしは塩田や塩の輸送ルートを守ったりさせるための現金報酬を意味しているのです。
つまり「塩手当」とか、「塩護衛手当」とか、そういう感じの意味です。

そもそも古代ローマ軍団の兵士達の給料は、共和制期から帝政期全般において一貫して銀貨や金貨で支払われていたと数々の記録に残っています。
共和制期のもっとも古い記録ですらギリシアの硬貨で支払われていますから、およそ正規の支払いが現物支給であったことはありません。

もちろん西ローマ末期には、財政難でもあり、社会混乱と悪質な造幣により貨幣価値が激減した事もあって、現物支給が常態化しました。その意味で兵士に対する給料が塩で支払われていた時期は存在します。
ただ、この頃は既にイタリア半島では物々交換経済が始まっているところもあったくらいなので、無理も無いというところですが。
西ローマ帝国末期においては塩の支給は喜ばれたでしょうね。保存が効き、生活必需品ですから。

「自然史」を書いたプリニウスが存命だったのは紀元22年頃~79年まで。時代で言うと皇帝ヴェスパシアヌスや皇帝ティトゥスの時代です。
「ローマ兵士の給料は塩であった」という解釈は時代が当てはまりません。なので最初に書いた特別手当的なものとして考えるのが正しいと思われます。


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