20/03/29 09:32:30 oRhjCce10.net
医療におけるトリアージは、国籍やら年齢やらで事前に判断基準を決めて行うものではないと思う。命の価値は全て等しいという前提があるんだよ。個々人の状態を注視し死にそうな人の治療を優先するだけ。
俺はそのシンプルな原理原則を守るのが保守だと思う。トリアージの最終段階は政治的選別ではなく、治療方法で行うべき。治す行為ではなく、モルヒネなどを使い苦痛を取って安らかに送りだす人を選別する。
それは医療の敗北を意味するけど、同時に患者と医療者個々人の尊厳を最後まで守る行為だと思う。毎日毎日、外国人や老人だから放置などとやっていたら、医師やナースの精神は耐えられなくなる。慣れてしまえば、今度はそういう自分を責めることになる。
国籍年齢などでトリアージしても必要な対策は変わらない。最後まで命と人間の尊厳を守るのがトリアージであり、それを守るのが日本人としての良心であり、それを保守というのではないかと思ってる。
非情な現実にポエムは役立たないと思うだろうか。俺はそうは思わない。全体の利益のために残酷な行為をやり続けるためには、崇高な理念に従っているという「物語」が絶対必要だと思ってる。ぎりぎり許容できるのは年齢によるところまでだと思う。