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2020年1月31日、東京都千代田区にある名門・暁星学園中学校のサッカー部で警察が介入するほどの暴行事件が起きた。暁星学園は完全中高一貫校で、出身者は東大卒の俳優・香川照之やサッカー元日本代表の前田遼一、ファッションデザイナーの菊池武夫氏など、各界で活躍している。「週刊新潮」(2020年3月5日号)は「中学2年生の部員2人がロッカーの取り合いで喧嘩になり、倒れ込み揉み合いに。やがてマウントをとられた被害者は顔面に大きな衝撃を受け意識を失った」という内容の記事を掲載している。
しかし事件の真相はもっと深刻なものだった。被害者であるA君の家族は「この事件は1対1のケンカではなく、1対複数の集団暴行だったようなんです」と明かす。
生死の境を彷徨った……「この事件は1対複数の集団暴行」
「1対1の喧嘩から始まったようですが、周囲には少なくとも他に3人のサッカー部員がいました。Aから聞きましたが、気絶する前に喧嘩相手以外の足が伸びてくるのが見え、直後に大きな衝撃を受けて気を失ったと言うんです。その後、Aは集中治療室に運び込まれ、生死の境を彷徨いました。ただのケンカではなかったようなのです」(被害者家族)
事件の発端は、小さな諍いだった。中学2年生のサッカー部員2人が、3年生が引退して空いたロッカーを誰が使うかで口論を始めたのだ。
「3年生が引退し、ロッカーが大量に空いたんです。それを誰が使うかということで、A君とB君が口論になった。口論で収まらなくなった2人は、BがAのサッカー用ズボンをプールに投げ込んだ。それに対抗し、AもBの靴とバッグを水で濡らしました」(目撃した生徒)
「蹴られた後、A君は動かなくなりました」
しかしこのバッグはBのものではなく、周囲にいた別の部員のものだった。そのことにカッとなったC、D、Eが争いの輪に入り、揉み合いに発展していった。
「口論から揉み合いに発展する際、C君が鉄パイプでA君の背中を軽く殴りました。そこからヒートアップしていった。この鉄パイプは以前校内に落ちていたもので、パイプ内にビニール傘の骨を突っ込んでガムテープでグルグル巻きにして補強し、“武器”にしていた。それをみんなでプール横に隠していたんです。C君はそれを持ち出してきた。
そこから1対4のような形になり、ついにはA君が転倒し、B君にマウント(馬乗り)を取られてしまった。そこへD君がA君の顔を思いっきり蹴ったのです。蹴られた後、A君は動かなくなりました」(同前)
A君が気絶した後も暴力は続いた
倒れる前に互いの耳や鼻を引っ張り合っていたからか、A君は鼻血を出していた。そこへさらに顔面を蹴られ、A君は意識を失った。しかしA君が気絶をした後も、A君に対する暴力は続いた。
「次はC君が、気絶して動かなくなったA君の両手を引っ張って起こし、パッと手を離してまた倒れさせるということをしていました。周囲にいたB君、D君、E君たちは、A君がふざけて倒れたふりをしていると思っていたようです。しかし、何度手を引っ張っても起きない様子を見て、徐々に焦り出した。しかし、そんな状況でもB君は気絶している姿を面白がりスマホで写メを撮っていた。その後、A君がまったく目を覚まさないので先生を呼びに行くことになったのです」(同前)
意識不明の容態なのに……被害者の画像が校内に拡散されていた
報告を受けた教師はAEDを持って現場に急行したという。夕方の16時30分頃、日が傾き周囲は暗くなり始めていた。現場の様子を聞いたというサッカー部員の保護者が語る。
「被害者が自発呼吸をしていたのでAEDは使わなかったようです。先生が到着して、その20分後には救急車で病院へ運ばれていきました。その日、A君は19時過ぎまで意識が戻らなかったそうです。そんな状況にもかかわらず、運ばれた直後の17時頃には被害者が気絶している画像が生徒内で拡散され、多くの生徒が画像を持っていた。そんな状況にゾッとしました。
A君は意識が戻った後、約2週間、集中治療室から出ることができなかったんです。脳などに異常はなかったようで本当によかったですが、自分の息子が同じ目にあっていたかと思うと……。A君のご両親の気持ちを思うと、いたたまれません」
生徒間で拡散された写真には、B君、C君、D君、E君に囲まれて気を失って倒れているA君の様子が写っている。写真の中のA君は、なぜか学校指定のリュックサックを背負っている。
「これはA君が自分のリュックが濡らされそうになったのを守るためだったと。そのリュックを背負っていたおかげで、マウントを取られた際に後頭部をぶつけないで済み、後頭部に外傷がなかったと聞いています」(同前)
3/24(火) 18:30配信
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