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「近衛文麿の野望」が潰え、敗戦後日本の政治体制を構築したカラクリ林 千勝 山岡鉄秀
林 千勝（近現代史研究家）
「GHQは行政、教育機関など国家の中枢から保守愛国者を追放し、その開いたトップの椅子に共産主義者などの反日分子をすえた。
しかし昭和時代は戦前育ちの骨のある人々が抵抗してきたので、日本人を完全に愚民化することはできなかった。
だが戦前育ちの人々がほとんどいなくなった平成になって、日本人の完全な愚民化はほぼ完成した」
確かに日本経済が衰退し、文化的にも多くの面で幼稚化し陳腐化しだしたのも90年代から2000年代にかけてだった。
95年前後から日本的経営の解体が始まり、97年にセルフ経済制裁である緊縮財政が始まり、現在まで失われた20年とも言われる日本経済の低迷が続いている。
文化面でも、テレビでは馬鹿なお笑い芸人がギャーギャー騒ぐかトークする幼稚でくだらないバラエティ番組ばかりが垂れ流されるようになったし、
アニメも漫画もゲームも「萌え」など幼稚でリアリティに欠けるものが主流になった。
戦前育ちの人々がいなくなるのと比例して、日本人の幼稚化が加速し知性レベル(物事について論理的に思考し分析して本質を理解する能力)も下がっていったことは
実際にその時代を生きた人々なら多くが感じているであろう。
だがネットが普及したことで、完全に国家が崩壊してしまう最後の部分で何とか踏みとどまっているという状況。。。