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2020年02月20日 16時00分
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昼間は社交ダンスサークル主宰、夜の顔は地元で捜査員から「くノ一」と呼ばれる有名女空き巣だった。
昨年１１月１９日夜から２０日未明にかけ、埼玉・蕨市の男性（４４）の一軒家に侵入し、
現金約１万円と腕時計２点を盗んだとして、埼玉県警捜査３課に窃盗と住居侵入容疑で逮捕されたのは
同県川口市の職業不詳、川島秋乃容疑者（５６）。
地元では「ウィーンスタイルダンスパーティ普及会」という社交ダンスサークルを主宰し、リーダー役として知られた人物だった。
社交ダンスで鍛えた身のこなし、体の軟らかさを駆使して空き巣を繰り返していた可能性が高い。
同ダンスサークルのＳＮＳには、メンバーに囲まれた川島容疑者の写真や、本場のオーストリアの舞踏会に訪れ、
リポートする様子などが投稿されていた。
だが、それは表の顔。裏の顔はプロの空き巣常習犯だった。
「深夜に、ガラスをバーナーで焼いて割る“焼き破り”という手口で侵入され、金品を盗まれる事案が計２５件、
出ていた。現場周辺の防犯カメラなどから、珍しい女１人の犯行とわかっていたため、犯人を追う捜査員の間では
“くノ一”と呼ばれていた有名な女空き巣だった」と捜査関係者。
ダンスサークルの主宰者として国内でパーティーを開催したり、オーストリアを頻繁に訪れたりしていたため
「空き巣で得たカネはサークル運営費や衣装代、旅費など、見えを張るために使ったのではないか」（同）とみられている。
川島容疑者は調べに「身に覚えがありません」と容疑を否認しているという。