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米国の支援が「遅い」とした中国紙編集長にかみつくツイート連投
「環球時報や共産党にウイルスが猛威を振るえばいい」
中国当局の政策を声高に批判することで知られるヘッジファンドマネジャーのカイル・バス氏が、新型コロナウイルスをめぐり、人民日報系の環球時報の胡錫進編集長と舌戦を繰り広げている。
ヘイマン・キャピタル・マネジメント創業者のバス氏はツイッターで、米国が新型コロナウイルス封じ込めへの支援をやめ中国指導部の間で感染が広がるに任せることを提案。「我々は物資を持って米国に帰るべきだ。中国のウイルスには、環球時報や他の共産党の連中に猛威を振るわせておけばいい」と投稿した。
これは、米国の支援が「遅い」と不満をもらした胡錫進氏のツイートに反応したもの。
バス氏は後にツイートを削除したが、胡氏が謝罪を求めたのを受けて舌鋒(ぜっぽう)を先鋭化。「謝罪などしない」とし、「あなたたちは武漢の英雄たちを逮捕し、責任を問い、『罰した』(彼と他の7人の医師に何をしたのかは神のみぞ知るだ)。あなたたちは人類の恥だ」とツイートした。
ブルームバーグ・ニュースへの電子メールでバス氏は、ツイートを削除したのは環球時報の一般社員には厳し過ぎたと感じたからだと説明。「世論を操作しようとする独善的な人間には絶対に謝らない」と明言した。
バス氏は先月、香港が2020年に「本格的な銀行危機」に陥ると予想。また、中国政府が米国との貿易協定を順守する可能性は低いとも述べていた。
2020年2月10日 12:21 JST
URLリンク(www.bloomberg.co.jp)