20/02/05 22:02:16 o0wXd1IB9.net
今シーズンは既に2600万人が感染し、死亡したのは2万5000人―。米国で季節性インフルエンザウイルスが猛威を振るっている。全米だけで新型コロナの死亡者数を2ケタも上回っているのだから、すさまじいペースだ。
連邦機関の疫病対策センター(CDC)の公式サイトで流行分布地図を見ると、全米50州のうち41州が「流行」を示す真っ赤に染まっている。CDCの推計だと、昨年10月1日から今年1月25日にかけ、最大2600万人がインフルに罹患。最大で31万人が入院し、うち2万5000人が亡くなっている。
過去10年で最悪規模の状況が予想され、患者数4500万人、死亡者6万1000人に上った2017~18年シーズンと比べても感染拡大の勢いは強い。まさに米国はパンデミック状態だ。
A型とB型の2種類のウイルスのうち、米国で流行しているのはB型。今年のワクチンがB型には完全に一致しなかったことが、感染拡大の理由のようだ。
「米主要メディアもインフル禍を大々的に扱っています。免疫のない小さな子供の犠牲者数が多いのが特徴で、ニューヨーク・タイムズもワシントン・ポストも『新型コロナより大きな脅威』と伝えています」(国際ジャーナリストの堀田佳男氏)
■水際対策には限界
不安なのは、日本への影響だ。昨年の米国からの訪日客数は約172万人と、中国、韓国、台湾、香港に次ぐ5位。逆に18年の日本から米国への出国者数は約350万人と断トツである。
これだけ人の往来が激しければ、いつ誰が罹患していても分からない。加えてインフルは新型コロナと違って、「指定感染症」や「検疫感染症」の対象外だ。強制的な措置は取れず、水際対策にも限界があるだろう。
泣きっ面に蜂とはこのことで、せっせと手洗い、うがいに励むしかない。
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