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先進的な理数教育に取り組むスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されている津高校(津市)で、一年生三百二十人の研究成果発表会が二十四日に開かれた。
昨年十月から関心のあるテーマを自由に設定し、七十グループに分かれて調査を進めてきた。「紙飛行機の滞空時間」「最も保湿力のあるハンドクリームは」「テープ類のきれいなはがし方」など、身近な課題を独自の視点で検討した研究が目立った。この日はポスターセッション形式で、生徒たちが興味のある発表に耳を傾けた。
杉野優月さん(16)たちのグループは、三重は東日本と西日本のどちらに属するか調べた。学年で実施したアンケートや文化、地質的観点など結果がばらつき、「見方によっていろいろな区分があり、個人の感覚の違いも大きい。鉄道では近鉄が強く、自分は西日本だと思う」と話した。
生徒の関心を集めていたのが、人気キャラクター「アンパンマン」の顔の重さを推計した水野双葉さん(16)たちの発表。身長のデータから顔の直径を六十六センチと割り出し、実際のあんパンから直径と重さをあてはめて計算した。すると二百四十キロという値になり、「投げようとすると、常人を超えた力が必要になる」と結び、驚きを誘った。
二年になって以降も探究活動は続け、新たにテーマを設定する人もいれば、深く掘り下げる人もいる。同校教諭は「一年生は失敗してもいい。本当に知りたいことを自由に調べてもらえたら」と話していた。
それぞれのグループで取り組んできた成果を発表する生徒たち=津市の津高で
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(本間貴子)
2020年1月25日
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