20/01/24 18:41:18.06 MBq2gRxt0.net
>>87
■平和の配当による高度成長
徳川幕府は、当初、豊臣政権の「七公三民(収入の7割を税徴収)」
の税率を踏襲したのだが、それらは城下町の建設、陸路・海路の交通網整備、
河川堤防の建設、新田の造成など、大規模な社会インフラ整備に使われた。
そしてそれらが終わるとただちに、大減税を敢行した。
四代将軍家綱の元禄の頃には、「三公七民」と逆転していた。
いわば、戦国時代の後の「平和の配当」である。
上述した四大商品の国産化成功ともあいまって、我が国は空前の高度成長期に突入した。
江戸幕府創設の直前、1600年の日本の人口は1200万人だったのが、
1721年には3100万人と2.6倍にもなった。
生活水準も向上し、平均寿命が延びた。