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【意見】むこうの国がよさそうだからと安易に自国を捨てる人はいない。移民・難民問題で欠如していること - 暇つぶし2ch1:首都圏の虎 ★
20/01/21 12:32:07 1o189tA89.net
近年、さまざまな形で報道され、関心を集めている社会問題のひとつにあげられるのが、移民・難民の問題だろう。

 「移民」「難民」と聞くと、とかく、「国を追われた人々」「よりよい生活を求めて」といった、画一的なイメージでみてしまいがちだ。

 でも、「移民」「難民」とひと口にいっても、置かれた状況は複雑で、亡命もさまざまな形があるのではないか? 世界情勢がめまぐるしく変化する中で、その形も変容しているのではないだろうか?

 当たり前といえば、当たり前ながら、そのことに気づかせてくれる1作。それが昨年の<山形国際ドキュメンタリー映画祭2019>のインターナショナルコンペティション部門で上映されたクローディア・マルシャル監督の『約束の地で』だった。

 14年前に故郷ボスニアを離れ移住が認められ、現在はフランス東部で暮らす妹のメディナと、その妹を頼って移住を試みるもドイツで難民拒否に直面し帰国を強いられた姉のインディラを主人公にした本作は、移民が認められた者と認められなかった者の大きな違いと隔たり、それとは裏腹に実は大差ないのではないことも映し出す。

わたし自身がどこか根無し草で、いろいろな国をさまよっている感覚があった

 マルシャル監督は本作が初長編作品となるが、かつて短編をいくつか発表。その経験と自身のルーツが本作につながっていると明かす。

「最初に作った短編のテーマは、言語でした。わたしの母国はフランスです。でも、両親の仕事の都合で、フランスでほとんど暮らしていないんです。子どものころははずっと海外で、インターナショナル・スクールに通っていました。ただ、その中でも、わたしの祖先はフランスの東部、もうほとんどドイツとの国境に近いところでなのですが、その土地の独特の方言を教えられていました。

 それであるとき、わたしのルーツがあるといっていいその地方からアメリカの小さな村に移住した人たちがいることを知りました。そこで、そのアメリカの村を訪ね、自分のアイデンティティを探る取材をして作品にしたのです。

 つまり、わたし自身がどこか所在がないというか。どこか根なし草で、いろいろな国をさまよっている感覚があった。そして、母国とはどういう存在なのか、逆に異国の地に住むということはどういうことなのか、各国を渡り歩く中においてどう自身のアイデンティティを構築していけばいいのか、という問題に常に直面してきました。

 ですから、作品に登場するメディナやインディラのような立場に置かれた人たちに、わたしはすごく惹きつけられるところがあります。どこか自分と重なるところがあるんです。

 もちろん、彼女たちの境遇とわたしが育った境遇とは比べられるものではありません。でも、ある場所とある場所の間に宙ぶらりんな状態でいるという点においては、とても共通したところがあるのではないかと思います。

 自身の置かれた状況や、これまでたどってきた歩みが、今回の『約束の地で』につながっている。この作品は、わたしのすべてをぎ込んだ、ほんとに特別な作品です」

 マルシャル監督自身、世界各国を渡り歩く中で、いいことも悪いことも多く経験してきたことを明かす。

「まず、わたしはフランスで生まれた後、幼いときに父の仕事のためにブルネイに行きました。そのあと、イギリス、チェコ、チュニジアと続いて、ようやくフランスに戻ったのですが、すぐにアイルランドへ行きました。そのあとも、両親は世界を飛び回るのですが、わたしは独立して、いまはパリとフランス東部のある町を拠点にしています。

 これだけいろいろな国にいくと、その都度、さまざまな文化を知り、新しい言葉を学びます。それは自分の人生を豊かにしてくれる感覚はありました。しかし、一方で、自分には何かピースが欠けている。自分の原点といえる『ここ』という居場所がない。常になにか人恋しい。そういった寂しい気持ちがつきまといました。

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1/21(火) 10:00
URLリンク(news.yahoo.co.jp)


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