20/01/21 09:54:06 4BOzbycD9.net
オーストラリア固有の哺乳類カモノハシが、森林火災の一因となっている厳しい干ばつや、生息地の破壊などによって絶滅の危機に直面していることが20日、豪ニューサウスウェールズ大学主導の研究チームの調査で明らかになった。
チームでは「カモノハシが河川から消えるのを防ぐには(国などによる)行動を起こさなければならない」と訴えた。
調査の成果は国際的な科学誌「バイオロジカル・コンサーベーション」の最新号に掲載された。カモノハシは大きく平たいくちばしが特徴で、哺乳類なのに産卵する珍しい動物。
調査では、ダムの建設や土地開発、気候変動、干ばつなどがカモノハシの生息に与える影響を分析。欧州人による豪州への入植が始まって以来、カモノハシの生息数がほぼ半減したと推計した。今後50年間では現在の気候条件では生息数が最大66%減少し、気候変動を踏まえると最大73%落ち込む可能性があると予想した。
国際自然保護連合(IUCN)は、カモノハシを「準絶滅危惧」種に指定している。豪州では絶滅の恐れがある生物リストに、一部の州を除いて分類されていない。研究チームは「警告を無視すれば何が起きるのかを理解するため、コアラが直面している危機から学ぶべきだ」と強調した。
URLリンク(image.news.livedoor.com)
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