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寒風にさらしてぎゅっ 凍み豆腐作り始まる 青森・酸ケ湯温泉
一年で最も寒い時期とされる二十四節気の一つ、「大寒」を迎えた20日、青森市の八甲田山系にある酸ケ湯温泉では、恒例の凍(し)み豆腐作りが始まった。従業員ら約20人は、氷点下2度の風雪の中、凍み豆腐に適した市販の木綿豆腐1500個をロープにつるした。
凍み豆腐作りは70年以上前から続く伝統で、冬場の休業期間、豆腐を保存食にするために従業員が総出で大豆から手作りして作ったことが始まりとされる。豆腐は一昼夜、寒風にさらし、冷凍庫に移して保存。水分を抜くことで、隙間(すきま)ができ、鍋物などで味が染みやすくなり、独特の食感が生まれる。
同温泉販売課の山形太郎係長は「味がよく染みるので鍋やおでんに合う。湯葉のような柔らかい食感を楽しんでほしい」と話した。凍み豆腐は2月上旬に同温泉や市内で販売予定。【平家勇大】
凍み豆腐作りで、豆腐をロープにつるす従業員ら=青森市荒川の酸ケ湯温泉で2020年1月20日、平家勇大撮影
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1/21(火) 8:38配信毎日新聞