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2020/01/13
墜落したウクライナ機(2020年1月8日) cAFLO
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1月8日、イランの首都テヘランで、ウクライナ民間機が撃墜される大事件が起きました。当初、イランは旅客機側の技術的なトラブルだったと主張していましたが、1月11日には一転して「誤射による撃墜」と認めました。
その誤射をしたのは、革命防衛隊航空宇宙軍でした。事件後、現場で撮影された写真に革命防衛隊が保有するロシア製地対空ミサイルの一部が写っていたり、撃墜時に偶然撮影された映像が流出したりしたことで、ごまかしきれなくなったからでしょう。
しかし、当初ごまかそうとしていたことに、イラン国内でも批判の声が出ています。テヘランの大学では政府批判のデモも発生しました。イランでは2019年11月にも政府批判のデモが発生していて、弾圧の過程で1500人もの参加者が治安部隊に射殺されたといわれていますが、今回はどうなるか注目されています。
イランと米国の緊張は、1月3日に米軍がイランの革命防衛隊特殊部隊「コッズ部隊」のソレイマニ司令官を殺害したことで、急速に高まっていました。「第三次世界大戦か!?」という声まで聞こえるほど報道も過熱していますが、実際のところ、イランと米国の対立構造は複雑で先行きは不透明です。
なかでもイランは「大統領と最高指導者がいる」という特殊な権力構造を持ち、紛争の前面に出て来る軍隊も「�