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日銀短観「残業ほぼなくなった」
＊ソース元にニュース画像あり＊
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※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を
自動車の販売が世界的に低迷していることを背景に、自動車部品の金型を作る廿日市市の企業では
受注が減っていることから、去年まで毎日のように行っていた残業がほぼなくなりました。
廿日市市にある従業員１００人あまりの「フルタニ」では、主にマツダの自動車に使われる部品の
製造に必要な金型を作っていて、この３年間は売り上げが、年々、増えていたということです。
ところが、貿易摩擦問題などを背景にマツダはアメリカや中国での販売が落ち込んでいて、
ことし４月からの半年間に世界全体で販売した車の数は、７３万台余りとこの時期としては８年ぶりに減少しています。
この会社によりますと、部品の大量生産に欠かせない金型は、半年から１年先の生産を見越して
注文がきますが、このところ受注が減少しているということです。
去年の今ごろまでは、工場はフル稼働の状態で、多くの従業員が毎日のように残業していましたが、
最近は残業と休日出勤がほぼなくなったということです。
また、会社の業績にも影響が出始めていて、今年度の売り上げは、昨年度の１２億円からおよそ１割
下がる見通しです。
金型メーカー「フルタニ」の古谷幸一社長は
「秋口以降、受注がいろいろな要因で落ち込んでいるのを実感している。
会社の経営には痛手で、悪い時期はなるべく短い期間で終わって欲しい」と話していて、
回復傾向だった景気にかげりが見えてきたと感じています。
一方で、従業員の採用について、古谷社長は、金型業界は人材育成に時間がかかることから、
景気にかげりが見える今こそ優秀な人材が採れると考え新卒や中途の採用活動に力を入れたいとしています。
12/13 19:00