19/12/02 06:31:18.04 H22Wulo10.net
『想定する首都直下型地震の時刻・季節など』
冬、朝5時
・阪神・淡路大震災と同じ発生時間帯。
・多くが自宅で就寝中に被災するため、家屋倒壊による圧死者が発生する危険性が高い。
・オフィスや繁華街の屋内外滞留者や列車、道路利用者は少ない。
・多くの出勤困難者が発生する。
秋、朝8時
・通勤・通学ラッシュ時で、移動中の被災者が最も多くなる時間帯。また、出社途中で出社困難者となる人が少なくない。
・毎日の流動人口については、通勤通学行動(パーソントリップ調査)、交通流動(交通センサス)などの調査が活用できる。
夏、昼12時
・関東大震災と同じ発生時間帯。
・オフィス、繁華街、映画館・テーマパーク等に多数の滞留者が集中しており、店舗等の破壊、落下物等による被害などによる被害拡大の危険性が高い。
・帰宅困難者が最も多くなる時間帯でもある。
・住宅滞留者は、1日のうちで最も少なく、老朽木造家屋の倒壊による死者数はこの4つの状況で最も少ない。
冬、夕方18時
・2004年新潟県中越地震と同じ発生時間帯。
・住宅、飲食店などで火器具利用が最も多い時間帯で、これらを原因とする出火数が最も多くなるケース。中越地震でも出火率は高かった。
・オフィスや繁華街周辺、ターミナル駅では帰宅、飲食のため多数の人が滞留。ビル倒壊や落下物等により被災する危険性が高い。
・鉄道、道路もほぼラッシュ時に近い状況で人的被害や交通機能障害による影響拡大の危険性が高い。
・被害直後からの初動対応は、夜間での活動になる。
(中央防災会議―首都直下型地震対策専門調査会資料より)