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第080回国会 法務委員会 第4号 昭和五十二年三月二十二日(火曜日)
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文鮮明は一九七三年末と七四年初めにも「許せ、愛せ、団結せよ」と「神はニクソンを愛す」の
二つの福音主義的なスローガンを掲げて、アメリカ、ヨーロッパ、極東などの各地で新聞に大きな広告を出したり、
大集会、街頭のデモなどを繰り広げながら、ニクソン大統領擁護の運動を展開しました。
このような運動はもちろん韓国でも繰り返されました。
問題は文鮮明が、独裁者朴正煕の“緊急措置”によってデモや集会は厳重に禁止されているはずのソウルでも、
大規模なデモをさせることができたことです。
KCIAは韓国人の生活のありとあらゆる部分に食い込んでいます。
ですから、その全能のKCIAが、文鮮明の運動をただ大目に見ただけだったとはとうてい考えられないのです。
むしろKCIAとしては、その目標のすべてを支持してくれる文鮮明のような韓国人が
アメリカの政界で朴政権のために働き、陳情運動ができる立場につくことを期待しているのではないでしょうか。
おかしなことはいろいろありますが、とくに奇妙なのは文鮮明が、彼の統一教会が支配する勝共連合を通じて、
韓国の政府職員や韓国軍将校を対象とする反共精神鼓吹センターを運営していることです。
KCIAの非公開の設置法によれば、この“反共精神の鼓吹および国内での宣伝活動”という分野は
KCIA第二局の担当とはっきり定められていて、この第二局がどの新聞社や放送局にも検閲官や監督官を派遣して、
言論機関を統制してもいるのです。