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鳥取和牛の精液販売契約見直しへ
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※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を
肉質、日本一の評価を受けたこともある、鳥取和牛のブランドを守るため、
県が育成した種牛の精液や受精卵などを勝手に県外に販売できないよう、
県は精液を販売する際の契約のあり方を見直すことになりました。
鳥取和牛は、県が育成した種牛「白鵬８５の３」の子牛が、肉質、日本一を獲得するなど
ブランドとして評価が高まり、市場では高値での取り引きが続いています。
一方で、本来、県内の農家にしか販売されていないはずの鳥取和牛の精液が、
県外に流出し、北海道や鹿児島県でも子牛が生産されるなど、いわゆる遺伝資源の管理が課題になっています。
平井知事は、８日の記者会見で、県の種牛の遺伝資源の契約のあり方を見直す方針を明らかにしました。
それによりますと、県の種牛の精液を販売する際、現状では、所有権ごと譲り渡しているため、
受精卵や妊娠した牛を県外の農家などに転売することを規制できませんが、
見直し案では、県が精液の所有権を持ったまま、繁殖を委託する形で契約することで、
その後の流通を管理できるようになるということです。
県では、来月以降、農家との契約の見直し作業に入る方針で、さらに違反した際の罰則なども盛り込んだ、
新たな条例制定も目指して検討を続けることにしています。
平井知事は「人気の鳥取和牛が県外で生産されてしまうと、県内の農家による付加価値がなくなってしまう。
特定の牛については管理を厳格にしたい」と述べました。
11/08 11:48