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萩生田文科相、記述式問題は実施強調 大学入学共通テスト
11/5(火) 18:30配信
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2020年度から大学入試センター試験に代わって始まる大学入学共通テストで、柱の一つだった英語民間試験の活用が地域・経済格差の解消の見通しが立たないとして白紙に追い込まれた。もう一つの柱である記述式問題の導入も採点の公正さを疑問視する声が上がっているが、萩生田光一文部科学相は5日の閣議後記者会見で「採点を確実に行うこと、受験生が自己採点を行いやすくすることが今後の課題だ」と述べ、予定通り実施する考えを強調した。
記述式問題は思考力や表現力などをみるため、国語と数学?・Aで3問ずつ出題する予定。国語は最も長くて80~120字程度で、マークシート式(200点)と別に5段階で評価し、成績の活用の方法は大学に委ねられる。数学?・Aは段階別の評価をせず、マークシート式と同様に点数化する。
記述式問題の採点は人の手で行うため、これまでの2回の試行調査で採点者によってぶれがあることが明らかになっている。国語で解答を抽出して成績の修正が必要な割合を調べたが、17年11月の1回目は0・2%、18年11月の2回目は0・3%と改善がみられなかった。また、自己採点と実際の採点が一致しなかった割合は2回目の国語で28・2~33・4%、数学?・Aで6・6~14・7%だった。受験生は自己採点に基づき、出願先を決めるため、できるだけ一致することが望ましい。
共通テスト自体の延期を求めている「入試改革を考える会」(メンバーは大学教授ら)は1日、緊急声明文を文科省に提出した。記述式問題の課題として、採点者を十分に集めることが困難▽採点の正確さや公正さに不安がある▽受験生が自己採点を正確に行うことが容易でない―と指摘している。【水戸健一、千脇康平】