19/10/13 22:32:11.95 BZuZTQiu0.net
日本政府の見解は「元徴用工への損害賠償を含む請求権問題は、1965年の日韓請求権協定で解決済み」だからね。
この「損害賠償を含む」という部分が非常に問題なわけだな。それが一体何を意味するのかを紐解かなくてはならない。
「損害賠償を含む請求問題は解決済み」が意味することが、「損害賠償金は払っただろうが、いまさらふざけたことを言うな」であるなら、
日本は朝鮮に対して賠償しなければならないようなことをしたのだと政府自ら認めてしまっていることになる。
しかしながら今の安倍政権が、日本がその昔朝鮮に対して賠償しなければならないようなことをしたと認めるなど果たしてあり得るだろうか?
ここで注目すべき点は、安倍政権が言っているのが、「賠償金を払った」ではなく「損害賠償を含む請求権問題は解決済みだ」と言っている点だ。
すなわち必ずしも日本が賠償金を払ったと言っているわけではないのである。
ここで政府の真意は、賠償するようなことは何もなかったからその問題は解決済みだというものだろう。
韓国側が日本は不法な植民地支配をしたのだから賠償金を払うべきだと主張したのであれば、
それは損害賠償を巡る「問題」として認識されるべきだったのは間違いないのではないか。
そして日韓両政府で協議し、賠償すべき問題はなかったとして賠償金は払わなかった。それで問題も解決という認識だろう。
そう考えないと、「損害賠償を含む請求権問題は解決済み」は、損害賠償金を払って解決したという国辱ものの結論になってしまうのである。
まあ実際のところは併合は合法だったのか不法だったのか曖昧にし、故に払った金の性格も曖昧にしてしまったから揉めているのだろうが。