19/10/03 19:37:23.19 6FMp3VNQ0.net
>>945
原電の津波対策には、注目すべきポイントが二つある。
一つは、『地震本部が予測した津波地震対策も進めていたことだ』。
東京地検は2013年9月に東電元幹部らの不起訴処分を決めた時、理由の一つに
「他の電力事業者においても、推本の長期評価の公表を踏まえた津波対策を講じたことはなかった」を挙げていた。
原電は、実際に長期評価の津波地震に備えて建屋の水密化などを進めていたので、
地検の不起訴理由で、この部分は間違っていたことがわかる。
もう一つは、敷地に津波が遡上してくることを前提にした対策を進めていたことだ。
東電元幹部らの弁護側証人として出廷した岡本孝司・東大教授(第17回公判)は、
防潮堤を超えた津波に対応する扉の水密化などの多重的な津波対策をとっている原発は
「残念ながらありませんでした」と証言していた。
これは間違っていたことがわかる。
また、東京地検も、2回目の不起訴の時(2015年1月)に
「本件のような過酷事故を経験する前には、浸水自体が避けるべき非常事態であることから、
事故前の当時において、浸水を前提とした対策を取ることが、
津波への確実かつ有効な対策として認識・実行され得たとは認めがたい」としていた。
原電が実施していた対策を見れば、これも間違いだったことがわかった。