19/09/18 22:08:10.03 Q9F3qAB00.net
福島第一原発のメルトダウンの原因は津波ではなく地震だった
事故の根幹をもひた隠しにしてきた東電
規制基準を根底から覆す木村氏の告発
元東電社員 福島第一原発勤務の炉心専門家 木村俊雄氏
「福島第一原発は津波の前に壊れていた」
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福島第一原発の事故原因の究明は、
いつの間にか「想定外の津波で電源喪失が起こり、
それによって原子炉の冷却機能が失われた」
ということで終わりになってしまったようだ。
とりあえずこれで決着させて、
原子炉そのものの安全性は揺るがなかったという
(結論ありきの)方向に持って行きたいとする、
なんらかの圧力があったようにも見えるのである。
しかし、実際には地震から
90秒後に原子炉内の冷却水が失われていて、
その時点で、メルトダウンに至る「ドライアウト」という現象が
起こっていたことが明らかになったというのである。
木村俊雄氏は、事故前の東京電力で原発技術者として働いていた人で、
1989年から2001年まで
原子炉設計管理担当(炉心管理の専門職らしい)
という役職で福島第一原発に勤務し、原子炉の炉心の状態を
日々チェックしてきた人だったらしい。 その専門的立場から、
東電や国会の「事故調」が出した報告書を読んだ時、
原子炉の「安全上重要な機能を有する主要な設備は、
地震時及び地震直後において
安全機能を保持できる状態にあったものと考えられる」 と結論するには、
絶対に必要なデータが欠けていることに気付いたようだ。
それが「過渡現象記録装置」というものが残したデータで、
これは炉心内の水の流れを示す「炉心流量」というものを
100分の1秒単位で数値として記録したものなのだという。
木村氏は、「事故調」の報告書がこのデータに触れていないのは、
東電が不都合なデータを隠しているのではないかと指摘して、
これを情報開示させるために様々な手段を尽くしたようだ。
この経緯にもいろいろなことがあったと述べられているが、
とにかく出てきたデータを専門家の目で検討した結果、
上に書いたような
「炉心内の冷却水は地震から90秒後には失われていた」
という事実が明らかになったというのである。
これは何を意味しているのか。
実は、津波による電源喪失が起こるよりずっと前に、
ほとんど最初の地震動の段階で、
圧力容器につながる配管のどこかに破損が生じ、
冷却水が漏れ出した可能性がきわめて高いということなのである。
もしこれが事実だとすると、上記「事故調」の結論は
根本的に覆されることになってしまい、原発を構成する
あらゆる配管の耐震性チェックが必要ということになってくるはずである。
しかも、これが非常に緊急度の高いことなのも明らかであって、
当然ながら、現在再稼働中の原発はすぐにでも
停止されなければならないことになるだろう
(この検査には膨大な費用と時間が必要なのもまた明らかで、
再稼働を推進する側には
とうてい受け入れられないことだったに違いない)。
この文章は、事故原因の根本に関わる それくらい大きな
「スクープ(新たな事実の発見)」だったのである。