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大阪市の松井一郎市長は11日、「大阪市役所」(大阪市北区)で会見し、10日に同市住吉区の住民たちが「餌やり行為に罰金を科す条例の制定」を求めて陳述書を提出したことに対し、「早急に条例を制定するよう指示した」と進捗を述べた。
深刻化しているのは、大阪市住吉区内で野性のハトや猫に餌を与え、残飯やゴミとなっている問題。数年前から住吉区以外でも同様の苦情が寄せられているものの、条例がないため統制できていないのが現状だ。また、腐敗した残飯の処理や糞尿の清掃は、周辺住民に押しつけられている。
夏頃から、この状況を問題視していた松井市長は、「本人は動物愛護と思ってるが、動物たちは周辺住民から有害鳥獣扱いされる。行政としては市民の生活環境を悪化させるため、駆除を考えなければならない。動物愛護であれば、地域のみなさんの理解のもとで、大切に育てていくのが一番の動物愛護精神」と批判。
今秋には議会で条例案を提案し、早期に条例を制定する予定。松井市長は、「動物に餌をやる場合、やったらやりっぱなしは絶対にダメ。最後まで面倒をみてもらいたい。きちっとしたルールとマナーを作り、周辺の生活環境を守りながら、動物愛護が実現できる体制をつくっていきたい」と語った。
9/11(水) 21:33
Lmaga.jp
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