19/08/08 23:47:39.24 Za24whgz0.net
この作品は、「表現の不自由」として、表現の自由が問題になった事件を批判的に取り上げたもののようだ。
燃やされたのは天皇だけではない。表現の自由が侵害されたと思われる複数の事件をネタに、それらを燃やしたもの。
天皇部分は、「天皇コラージュ事件」がネタ元。
URLリンク(www.jicl.jp)
富山県立近代美術館を舞台としたいわゆる「天皇コラージュ事件」と呼ばれるものです。そもそもこの事件は、富山県出身の有名なアーティストが、
「遠近を抱えて」というタイトルで昭和天皇の写真と女性のヌード写真などを合成した作品を作成し、それを同美術館が1986年3月に購入して展示・
図録掲載していたことに始まります。当初は何事もなく公開されていたのですが、展示会終了後の同年6月に、この作品をみた富山県議会議員が、
これに不快感を覚えたとして問題視する内容の質問を県議会で行い、それを皮切りとしてこの作品の非公開や廃棄処分などを求める全国の右翼団体に
よる抗議行動が頻発するようになっていきます。そこで、事態を重くみた県教育委員会は、同美術館の管理運営上の障害と、同作品が昭和天皇の肖像権
とプライバシーの権利を侵すことになるという懸念から、この作品を非公開扱いとし、その後この作品を他者に売却、さらにこの作品が掲載された図録
を焼却処分するという決定を行ったのでした。一方で、この作品の公開を求める運動も大規模に展開されたのですが、この決定を覆すには至りません
でした。
---引用終わり
芸術作品として展示されていたが非公開とされ、さらには図録の焼却処分までされた。
それへの批判的オマージュなんだよ。だから焼却し、作品が踏みにじられたことの象徴として踏みつけている。
それが「表現の不自由展」に出品された。