19/07/22 22:09:37.06 emcoyhHT0.net
イデオロギーを凌駕する「権威ファースト」
若者に特徴的で、とりわけ男性に多く、世界各国でも同様の傾向が見られる現象と言えば、やはり権威主義化ではないでしょうか。
「論座」でも、吉田徹氏が「若者と民主主義との「ディスコネクト」」という記事で、若者の権威主義化の問題を指摘しています。
儒教的な上下関係の概念が根強く残り、人権、個人の尊厳等に対して理解の乏しい日本でその特徴がより強く出るのも頷けます。
この土壌に政権の長期化が加わります。前回の記事「安倍政権のネット戦略は国民の弱みを突いてうまい」では、日本でも権威主義パーソナリティが拡大する傾向にあり、
長期政権によって政治的権威を高めた安倍政権に好感を持ちやすくなっている社会背景について触れました。国民の側にも政権の側にも、権威的結び付きが太くなった原因があると思います。
そしてこの権威主義化は、自分の政治的価値観というレイヤーよりも上位に位置しているのではないでしょうか? というのも、リベラルな価値観を有する人が、権威ある人の自分と異なる意見を平然と受け入れるケースが少なくないと感じているからです。
安倍首相の政治的価値観とは相反するのに、批判的態度を一切とらず、中には「安倍首相はすごい」と言ってしまう人がいるのも、まさにこれでしょう。
つまり、「自分の政治的価値観ファースト」ではなく、「権威ファースト」です。これが、リベラルな価値観の強いはずの人までもが安倍政権を支持するという「ネジレ現象」が生まれるクリティカルな要因のように思うのです。
野党が若者に支持されないのはなぜか
その一方で、野党が若者に支持されない理由も、何かクリティカルなものがあるはずです。なぜリベラルと位置付けられる野党は、リベラルな若者から支持を獲得できないのでしょうか?
その一つとして、 ・・・
続きソース