19/07/18 17:23:18.16 Gw213x2j0.net
>>341
>貨幣錯覚
貨幣錯覚は「先にインフレが生じて、それによって上がった名目値に釣られ、人々が行動しうる」ことを指す
対して、MMT的な財政支出は、「先に財政支出によって、名目値も実質値も引き上げ、その結果としてインフレ率が上がる」ことを指す
物事の順序が逆であり、なおかつ実質値にも影響が与えるということね
>合理的期待
これはMMTの歴史を遡る必要がある
MMTはケインズの直系にあたる「ポストケインジアン」の影響を強く受けてる
ポストケインジアンは、合理的期待形成を徹底的に批判した学派の一つであり、もちろんMMTもそれを踏襲してる
そもそもケインズ自身が、合理的個人という想定を一笑に付しており、むしろ将来の不確実性にこそ重きをおいてる
ポストケインジアン・MMTは、財政政策(または金融政策)の有効性を、理論上はもちろんのこと、現実の動きから実証したがっており、
その材料としては、財政政策や金融政策が一定の効果を挙げたと思われる、歴史的な事例がいくつか採用されている