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Twitterで「叩いてもいい相手」をボコボコにする、正義という名のクソリプ
もはや日本の伝統的日常と化していますが……
吉川 ばんび2019/07/05
この記事自体が「クソリプへのクソリプ」であることは重々承知の上ではあるものの、口を開かずにはいられなかったことを先にお詫びいたします。大変申し訳ございませんでした。
昨今のインターネット、特にTwitterで何かが炎上している光景はもはや日本の伝統的日常と化しておりますが、ここ最近の炎上騒ぎを客観的に見ていると、ある種の「異様さ」を感じるようになりました。
ツイートがガンッガンに燃えているのです
先日たまたま目にしたのは、おそらくまだ20代前半くらいの若い女性が、彼氏から送られてきて嬉しかったメールの内容をスクリーンショットで紹介したツイートでした。はじめは特に何も気にならず、フォローしている人のツイートでもなかったので画像をわざわざ開くこともなく「なんとも微笑ましいなあ」くらいに思っていましたが、その後しばらくすると、なぜだかそのツイートが燃えているのです。ガンッガンに燃えているのです。
「えっ、火種あった!?」と彼女のツイートを改めて見てみると、どうやら叩かれているのは彼女の「彼氏」だったようで、「こんな彼氏、絶対嫌だ」「モラハラ! 最低!」というリプライが追いきれないほど付いている状態でした。
「別れた方がいいよ」という赤の他人からのアドバイス
彼氏が送ってきた文章のスクリーンショットはかなりの長文だったのですが、簡単に言うと「20歳近く年上の彼氏が、彼女が外で恥をかかないように教養を身に付けるようすすめている」というものです。
個人的には「私はこの彼氏とはうまくやって行けないだろうけど、本人は喜んでいるし、2人が幸せならそれでいいじゃない」と思うのですが、リプライ欄はひたすらに彼氏を中傷するコメントや「別れた方がいいよ」という赤の他人からのアドバイスでいっぱいになっていました。その後もたくさんの人たちがその話題に燃料を投下し続けるので、1日経っても2日経っても鎮火する様子が見えないまま、ついには「彼氏の個人情報を特定した」と書き込む人まで現れる始末だったのです。
(リンク先に続きあり)